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IMO サーキュラー
IMO 2020年3月27日 サーキュラー No 4204/Add.6
宛:IMO加盟各国、国連および国連機関、政府間機構、IMO非政府諮問機関
題名:コロナウィルス(COVID-19)– IMO加盟国および各国国内当局に対するコロナウィルス・パンデミック期間における一次提言リスト
IMO事務総長は、2020年3月26日に開催された、コロナウィルス(COVID-19)に関するG20サミットの結論、すなわち「医療品・医療器具、重要な農産物、その他の財やサービスのサプライチェーンが国境を超えて混乱することなく活発かつ円滑につながり、世界の人びとの健康と福祉を支援するために、国際貿易における不必要な阻害要因を排除し、健康を保護するための緊急手段をとる」を踏まえ、IMO加盟各国がコロナウィルス・パンデミックに際し、海上輸送がより容易におこなわれるための、「一次提言リスト」を非政府諮問機関(含 IAPH)から受け取った。
IMO事務総長はコロナウィルス・パンデミックに関し次のコメントを発表した。
① 海上輸送サービス・船員(海上職員・部員)が重要物資(医療品・医療器具、食糧品)
の輸送に従事することは、最重要事項であり、それは結果的にコロナウィルス・パンデミックを克服することに資する。
② 海上輸送が阻害されないことがきわめて重要である。同時に船員(海上職員・部員)の生命の保護および海洋環境の保護が何にもまして大切であり、これを続けていくことは論をまたない。
③ IMOのゴールのひとつは、人類の幸福のために、世界貿易を支える海上輸送サービスを担保することである。コロナウィルスに打ち克つことが第一優先順位となるが、同時に世界貿易が安全で環境に配慮された方法で行われることも同様に重要である。
④ 海上で働く何十万にもおよぶ船員(海上職員・部員)にも思いをはせなければならない。
彼らは世界的な惨禍の最先端で自らの健康と福祉のリスクをとりながら働いている。
⑤ 乗組員の配乗交代、船舶修理・検査、船員ライセンス・証明書の交付にあたって現実的かつ実用性の高い方策をとることを強く求める。
⑥ コロナウィルス(COVID-19 )を取り巻く諸問題を理解し、私たちすべてが道理に適い、現実的で統一された解決策を模索していくために、私は、海運・港湾やその他関連機関の人たちと主体的にミーティングを行い、意見を求めていく。
付属文書-一次提言リスト(以下骨子)
- 港湾で船舶が着桟するアクセスを確保すること
- 港湾で船員(海上職員・部員)の配乗交代を容易にする諸策
- 港湾(および関連した施設)でのオペレーションを容易にする諸策
- 港湾で健康を守るための諸策
原文はこちらから