本編ニュース
港湾関係者・港湾現場スタッフへの新型コロナウィルス管理予防に関するガイドライン
IMOサーキュラー「港湾関係者・港湾現場スタッフへの新型コロナウィルス管理予防に関するガイドライン」
2020年4月27日付 Circular Letter No.4221/Add.4が発表された。
このガイドラインは港湾、とりわけ現場で働くスタッフがコロナウィルス(COVID-19)の感染拡大を効果的に管理予防することを目的として中国政府が起草し、IMOに提出したものを加盟各国政府と関係団体に回覧するものである。
Ⅰ. 適用範囲
このガイダンスは、コロナウィルスパンデミック期間中に、乗下船するパイロットおよびパイロット業務関係者、本船の離着桟時に作業する港湾現場スタッフならびに荷物の積揚作業に携わる港湾労働者などの港湾現場スタッフに適用される。
Ⅱ. 一般要求事項
港湾およびパイロット協会は、防疫・ポートオペレーション・パイロット活動・港湾労働に関わる健康問題について詳細な対応策を定めておくこと。
とくに現場スタッフの健康については防疫管理体制のなかで特別な注意を払わなければならない。
パイロット業務とポートオペレーションに関わるリスクレベルについては本船の寄港地ならびに本船乗組員の健康状態をもとに決定されるよう留意すること。
情報共有・備蓄品・本船と陸上サイドの隔離・アクセスコントロール・換気・消毒・個人用防御・救急処置を強化して、コロナウィルス感染が港湾を経由して国内に侵入し拡散していくリスクを防御すること。